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IWA世界会議/開催まで1年、準備本格化/過去最大の6千人参加が目標

 来年9月16日から21日に東京ビッグサイト(江東区)で開催される「国際水協会(IWA)世界会議」まで約1年となった。日本で初開催となる同会議に向け、都水道局と下水道局は今年度から専門のポストを新設し、国や関連団体と協力して準備を本格化させているが、提出する論文や職員のレベルアップ、警備体制など課題も多い。
 IWA世界会議は、世界各国の水関連企業や研究者、政府関係者などが論文発表や技術展示などを行い、上下水道や水環境のノウハウを共有することが目的。2000年にパリでスタートし、来年で11回目を迎える。昨年、ブリスベン(オーストラリア)で行われた会議には約100カ国から約4700人が参加した。
 開催決定後、都水道局と下水道局は、15年に国や水関連団体と開催国委員会(現会長=小池知事)を組織。このうち両局と日本水環境学会、日本水道協会、日本下水道協会が開催準備の中心主体となり、昨年から連絡調整会議を月1回開いている。過去最大の6千人の参加を目標に掲げ、発表候補になる論文の選定や、国内向けの広報イベントなどを検討している。
 
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