| 「知事擁護」鮮明に/都民ファーストの会/第2回臨時都議会 豊洲移転・築地再開発に関連した補正予算案の採決が行われる5日の臨時都議会。都民ファーストの会や公明党などの賛成多数で可決される見込みだが、これまでの本会議質疑などでは小池知事を持ち上げる都民ファや、自民党などの質問に答弁をはぐらかす知事の姿勢が鮮明になった。補正予算案の審議が尽くされておらず、今後の都議会の審議に不安を残す形となった。 「都の損害は何が考えられるか」。1日の経済・港湾委で都民ファーストの樋口高顕氏がこう質問した。 豊洲新市場内の観光施設「千客万来」を運営する万葉倶楽部が、築地再開発の内容次第では都への損害賠償請求を検討していることに対し、樋口氏は「まだ(築地の)工事が始まっていない」などを理由に都が損害賠償を負う責任はないとの考えを示した。 樋口氏は、中央区がにぎわい創出で整備した築地市場内の商業施設「築地魚河岸」に触れ、「築地再開発は中央区(の築地魚河岸)と基本的に同じ(考え)で、新しいことではない」との持論を展開。築地再開発を打ち出した知事に責任が及ぶことを回避しようという思惑がうかがえる。 だが、他の委員からは、「万葉倶楽部にそう言って来いよ」とのヤジが飛んだ。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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