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小池都政1年/【第2部】都職員アンケート(6)/議会構成・2年目の注文

 議会対応がスムーズでなくなり、職員の負担が増えるとともに、都政が混乱し、悪い方向に進む─。本紙の職員アンケートでは都職員の多くが先の都議選の結果をこう受け止めていることが浮き彫りとなった。今期の都議会構成に「不安が大きい」と答えた職員は81・4%に上った。     =4面に「自由意見」
 職員が不安要因として挙げたのは、第1党になった都民ファーストの会の39人に及ぶ新人議員の存在だ。40代の本庁課長は「限りなくゼロからのスタートに近く、大いに不安」とし、30代の課長代理級は「素人先生ばかりで混乱するだろう」と予測する。
 混乱を予測する理由は、従来の議会との事前調整が通用しない可能性があるためだ。これまでは都政を円滑に進めるため、第1会派だった自民を始め、議会と綿密に事前調整する仕組みを築いていた。50代の本庁部長以上は「都政では議会との事前調整の場で政策が練り上げられてきた」とコメント。「議員未経験者には施策内容を丁寧に説明する必要があり、かなりの時間を要するだろう」(50代本庁課長)との声もあった。
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