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16年度市町村決算/歳入・歳出増も鈍化傾向/経常収支比率は90%台に

 都総務局は1日、2016年度市町村普通会計決算の概要を発表した。決算規模は前年度に比べて、歳入は0・5%の増、歳出は1・1%の増となった。歳入・歳出の増加は4年連続。地方税も4年連続で増加した一方で、経常収支比率は3・0ポイント増の91・1%となり、改善傾向が見られた昨年度よりも悪化し、財政構造の硬直化が顕著になっている。地方消費税交付金や地方交付税などの一般財源の減少が要因であり、財政基盤の強化や行財政改革が急務だ。

 決算規模は歳入総額が1兆6321億400万円で、前年度に比べて0・5%の増。歳出総額は1兆5845億2700万円で1・1%増加した。歳入・歳出ともに昨年度に比べて伸び率は鈍化したものの、増傾向が続いている。
 実質単年度収支は黒字だった前年度から218億円の減となり、赤字に転じた。
 
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