| 都・調布市総合防災訓練/木密地域での自助・共助を強化/ヘリで知事緊急参集も 都は1日と3日、調布市と合同で総合防災訓練を行った。今年度は多摩直下型地震(マグニチュード7・3)が発生した想定で、木造住宅密集地域で倒壊した建物から被災者を救助する訓練を実施。住民の自助・共助の意識を高める狙いで、旗を住民が自ら掲げることによる安否確認や応急処置、初期消火の体験も実施した。 今年の訓練では、がれきにより警察・消防が現場に到着できない状況を想定し、多摩川河川敷の多摩川児童公園に倒壊した家屋を設営して木密地域を再現。ドローンや自衛隊の航空機が被災状況を確認。がれきで救助の車が入れないことが分かるとヘリコプターによる消火のための散水や、ホバリング飛行をしながらけが人をつり上げて救助する「ホイスト救助」を行った。 堤防の決壊や津波で多摩川に人が流されたことも想定し、川からヘリで被災者を引き上げた。 昨年12月の新潟県糸魚川市周辺での大規模火災では消火水の約2割が糸魚川から取水されたことを踏まえ、ミキサー車を使って多摩川から消火水を補給。地元住民や消防団が中心となって初期消火や負傷者の救助も行った。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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