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今週の都政新報
 

前に進める二元代表制を/尾崎大介・都議会議長に聞く

 都議会の議長と副議長が選出されてから8日でちょうど1カ月となる。この間、第2回臨時都議会で豊洲移転と築地再開発に関連した補正予算案が賛成多数で可決されたが、審議する日程を巡り、会派間の意見調整に追われるなど混乱も見受けられた。尾崎大介議長に臨時会の感想、小池都政の評価、今後の抱負などを聞いた。                             =3面に長橋副議長インタビュー

 ─議長としての抱負をお聞かせください。
 オリンピック・パラリンピックやラグビーW杯を成功に導くという大きな目標があるが、都には華やかな課題だけではなく、地道に取り組むべき課題も混在している。例えば、児童虐待などを理由に親と暮らせなかったり、養護施設に入っている子供は都内に計4千人いると言われている。あまり問題が顕在化してこないところにスポットを当てられるような施策を進められる都議会にしていきたい。
 ─議長として取り組みたいことは。
 多摩振興に力を入れたい。歴代の知事も多摩振興に取り組むと話していたが、進んでいないのが現状。また、多摩の中でも格差があり 下水道が完全に普及していない地域もあるが、多摩地域は23区にはない観光資源がある。オリンピックを契機に、23区とは違うインバウンドを考えないといけない。小池知事とも連携してやっていきたい。
  
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