| | 結婚を機に、区内定住を／独自婚姻届など２３区で拡大 婚姻届を提出した夫婦をお祝いし、区に愛着を持ってもらうことで若い世代の定住につなげようと、オリジナルの婚姻届や婚姻届受理証明書などを発行する取り組みが２３区で広がっている。板橋区は絵本の表紙をイメージした独自の結婚記念カードを作成し、台東区はパンダの親子などを印刷した複写式のオリジナル婚姻届を製作。いずれも１１月１日から配布を開始する。２３区では地方からの人口流入が続く一方、結婚を機に隣接区や近隣県に転出するケースも多く、担税力が安定する世代の定住化にわずかでもつなげようという各区の期待が垣間見える。
国立社会保障・人口問題研究所によると、２０１５年国勢調査による都内の生涯未婚率は、男性が全国の都道府県でワースト３位、女性がワースト１位となった。未婚化に拍車がかかる中、「ご当地婚姻届」の全国的なブームもあり、２３区でも独自に新たな夫婦の門出を祝おうという動きが広がっている。
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