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市民が主役の市政を目指して/前武蔵野市長 邑上守正/12年間の歩み

  12年前に、前市長の任期途中での辞任を受けての選挙で、市長に初当選し、就任した日が10月9日で私の誕生日。したがって、毎期ごとに誕生日からスタート、3期目が終了した翌日が還暦の誕生日というタイミングであった。12年間病気することもなく、全力で走り続けて公務をまっとうできたことを誇りに思う。積み残した課題もあるが、多くの施策は実現し、充実した12年間であったと思う。
■市民参加の進展
 市民が主役の市政を運営の基本理念に据えて、市民参加の手法を多く取り入れてきた。委員会には原則、公募の市民委員を入れ、またテーマ別の市民会議や無作為抽出型の市民ワークショップなども多用し、多くの市民の参加を求めてきた。無作為抽出型では、今までなかなか参加できなかった多世代の市民の参加も得られ、参加した市民が今度は自ら公募委員となるケースも見られている。
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