| 投稿/世相映すコンビニの食品ロス/土屋トカチさんの作品から/東京清掃労組書記長 染裕之 清掃事業の現場特有の隠語だが「ごみは生き物」と言われる。1年を通して決まった量が排出されるわけではない。排出量の多い季節、少ない季節があるし、祝日は排出量が落ち、次の排出日には落ちた分のごみ量が通常よりも多く排出される。 大規模住宅ができると排出量の増量を見込んで作業計画を組み直す。不適正排出のごみをやむなく取り残すと、更にごみが増えることもある。「ごみがごみを呼ぶ」のである。まさにごみは生き物で、景気の動向や世相を反映する。 ■大量の食品廃棄 今や街のあちらこちらにコンビニエンスストアがある。コンビニもまた世相を映す業界かもしれない。おにぎりや弁当、菓子、生鮮食品、日用雑貨など、コンビニには豊富に商品が並ぶ。公共料金の支払いや宅急便の受け取りなどサービスは多様化し、「社会のインフラ」とまで称されるようになっている。日常生活でなくてはならない存在のコンビニだが、様々な問題を抱える業界であることも耳にする。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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