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到来 超高齢社会~「東京モデル」いざ世界へ(1)/人口動態/75歳以上5人に1人時代

 超高齢社会に突入した東京都。前例のない事態に都は本腰を入れ、超高齢社会に対応した「地域モデル」の提示へ向けた有識者懇談会での議論を開始した。都庁内では部局を超えた検討体制を整備し、来年度以降、「モデル」の実現に向けた政策の本格化が目される。この問題は、高齢者のみならず、地域社会全体を見据えた社会像の構築が求められるのが最大の特徴で、政策課題の幅は広い。課題ごとに超高齢社会のこれからを5回シリーズで追う。
 「2025年には都の人口は減少に転じる。ピークアウトする」。小池知事は8日に初会合を開いた超高齢社会有識者懇談会の冒頭あいさつでこう述べた。都が昨年末に公表した人口推計によると、25年の都内人口は1398万人。その後、一貫して人口は減少し、60年には1173万人まで落ち込む。15年比で179万人の減だ。 
 
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