| | 検証・区１８年度予算案～「金」の先に（１）／特別区民税／３２５億円増に国が食指 平昌五輪でのメダルラッシュに日本中が沸く一方、２３区の財政担当者は頭を悩ませている。国の税源収奪が相次ぐ中、各区の２０１８年度当初予算案では、地方からの人口流入を背景に、基幹税の特別区民税が全区で増収となり、東京一極集中を更に印象付けたためだ。地方からの人口流入が生むのは増収などのメリットだけではなく、待機児童や高齢者福祉、防災などの行政ニーズも増大し、対応も複雑化することになる。一見すると「金」メダル級の財政状況に映る２３区を待ち受けるものは何か。各区の当初予算案を全９回のシリーズで検証する。
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