| 英国旅行で一念発起/英語を勉強中/東京都公園協会理事長 佐野克彦『ハリー・ポッター』のような卒業式
現役の皆様、お久しぶりです。激務でお疲れのことと思いますので少し気楽なお話をさせていただきたいと思います。
少し前の話ですが、私は一昨年6月に建設局長を最後に退職し、3週間ほどイギリスを旅行してきました。ロンドンに留学していた娘の卒業式に出席することも目的の一つです。
リージェンツパークに隣接する王立音楽院の卒業式は、王室よりグロスター公爵夫人バージット妃を迎え、大学の向かいの教会で行われました。四角い帽子を被り、マントをかけた卒業生たちを、古い石造りの教会の2階バルコニー席から見ると、まるでハリー・ポッターの世界にいるような錯覚を覚えます。学長のスピーチでは、イギリスのEU離脱は人や文化の交流を妨げるので反対であるという趣旨を述べていました。政治的な話題を王室メンバーも臨席する公式の場で述べてしまうことに驚きましたが、多様な意見を臆せず述べて良しとする社会的な共通認識があるのでしょう。勉強になりました。
また、卒業証書授与では、100人以上はいると思われる卒業生全員に公爵夫人が直接握手して手渡すという形で進められ、これにも大変感銘を受けました。
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