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今週の都政新報
 

職員の声/都幹部人事/常識外れの異動に動揺/私情交えた処遇、懸念も

   今春の都幹部異動は、中井敬三教育長が再任、多羅尾光睦総務局長が勤務延長となり、女性の局長級が倍増するなど、サプライズが相次ぐ人事となった。小池知事は「長期的視点に立った人材活用を考慮した適材適所を徹底し、実力本位の万全な布陣」と説明したが、職員からは「常識では考えられない人事」という驚きの声も上がっている。都庁内の受け止めを聞いた。

女性登用の意図は
 ことのほか女性を多く登用している。本当の意図はよく分からない。昇任者はいずれ局長級になると思われた人材をそろえているが、なぜこのタイミングで一斉に?というのは疑問。「役職が人を育てる」という考えは分かるが、前職の在任期間が1年未満の幹部もいて、「数だけ増やせばいいのか」と言われかねない。少なくとも自分の部下には(知事の意向ということでなく)自信を持って昇任してもらいたい。今後は、性別に関係ない適正評価が求められるのではないか。
(本庁部長)
 
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