| 緊急事態対処の「御作法」/標準化の要諦は機動力■熊本地震の教訓 熊本地震の発生から2年になる。4月は役所や多くの企業で新年度が始まる。地震発生日の4月14日は、新しい職場や仕事に慣れないでいる人もまだ多い頃だ。こうした時期に、もし大規模な災害に見舞われたら果たしてどうなるのか。 結論から述べると、役所では相当な混乱が起こるのではないか。それは防災担当者が新任だったというだけが原因ではない。もっと根本的な原因は、未曽有の緊急事態に際し、職員であれば誰もが身に着けている標準的な対処方法、いわば「御作法」のようなものが存在しないことだ。 この御作法とはどのようなものか。ここで筆者が重視するのは「機動力」だ。機動力とは、状況に応じて迅速に行動する能力をいう。そこで以下では、機動力という視点から、緊急事態対処の御作法(標準化)について考えていきたい。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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