都議会２定所信表明／「地下鉄８号線延伸」に言及

　小池知事は１２日に開会した第２回定例都議会の所信表明で、４月に新設した鉄道新線建設などの準備基金に関し、地下鉄８号線（有楽町線）と多摩都市モノレールを具体的に明示した上で対象６路線について、「事業化に向けた検討の深度化を図る」ことを表明した。有楽町線の延伸は、地元の江東区が豊洲新市場の受け入れ条件の一つに掲げており、都庁内では「同区への配慮ではないか」との見方が強い。

　第１回定例都議会の施政方針表明では、多摩都市モノレールの箱根ケ崎延伸のみ例示していた。
　有楽町線の延伸を巡っては、都は今月１１日の江東区議会特別委員会でも要望を受けた。豊洲新市場内に建設予定のにぎわい施設「千客万来施設」（千客）に関し、運営事業者の万葉倶楽部が先月下旬に事業推進にかじを切った際、事前説明が不十分だったと苦言を呈して再度、要望した形だ。 
 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/）にご登録（有料）することで全文をお読みいただけます。Ｆａｃｅｂｏｏｋページ（http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo）の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。