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杉並区/がん検診見落としで女性死亡/受診増で検査体制に甘さも

 杉並区は17日、区の肺がん検診を1月に受けた40代の女性のがんを見落とし、6月に死亡したと発表した。検診を行ったのは、社会医療法人「河北医療財団」が運営する「河北検診クリニック」。区によると、検査の際は専門医を含む医師2人でX線写真を確認するよう指針を定めているが、女性の検診の際に専門医はおらず、同クリニックの内科医2人が診断を誤ったという。区保健福祉部の有坂幹朗部長は、「区民に大きな不安を与えた」と陳謝し、今後の検診の在り方に関する有識者委員会を立ち上げて改善策を検討する方針を示した。

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