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小池都政2年~1期目前半を振り返る(5)/ピンポイント/政策散発振り回される職員

 「日本の森林を元気づけるため、安全性、景観のためにも国産材を使った塀を推奨できるようにしていく」。大阪北部地震のブロック塀による死亡事故を受け、小池知事は7月6日の会見で突如こう提案した。「木材塀」の普及で需要を作り、衰退傾向にある林業の活性化を狙う大胆な政策案だ。
 背景には国による偏在是正措置も見え隠れする。税制基準を変えて都税を地方に配分する動きは、知事が昨秋の衆院選で政権与党の自民党にたてついた影響なども重なり加速。全国の自治体は地方創生で国との関係性を強め、東京が孤立傾向の中、国の動きを修正させるのは至難の業だ。
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