都政新報

今週の都政新報

追跡／発電所建設／地域エネルギー網構築へ／電力会社の独占体制にメス

「独占会社のガバナンスの緩さが、福島原発事故を引き起こしたと思っている。（発電所の）スキームは徹底的に議論したい」。都が発足させた発電所ＰＴの会合後、こう語った猪瀬副知事。産業界に電力の安定供給というメッセージを打ち出すとともに、発電所の建設構想をテコに、電気事業の参入障壁を打破したいという意欲を見せた。もともと都庁内には電力の「地産地消」を進める方向性があったが、石原知事とともに「１００万キロワット級」にこだわっているように見える。その意図は─。

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