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今週の都政新報
 

現場最前線/都江東治水事務所/災害時の水門運転技術共有/豪雨頻発で高まる役割

 台風が頻発し、都内でも豪雨による被害が懸念されるが、荒川などに囲まれた東部低地帯で水害を食い止めているのが河川で水門を管理する都建設局江東治水事務所(江東区)だ。昨年10月の台風21号は過去15年で最大の総雨量345ミリを記録したが、的確な水門操作で河川の氾(はん)濫(らん)を防いだ。ただ、災害時の水門管理には経験に裏打ちされた特殊な操作が必要で、現場を熟知した職員の高齢化や、再任用・非常勤職員が満期を迎える中、技術継承が急務となっている。同事務所では昨年度、災害時の水門業務などをマニュアルにまとめ、台風襲来前の研修に活用している。
 「安全確認よし、実行」。職員がモニターで河川の様子を確認し、タッチパネル上のボタンを押し、水門を閉める。 
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