| 濱野健・品川区長に聞く/躍動の街めざし一歩前へ 任期満了に伴い、9月30日に投開票された品川区長選は、現職の濱野健氏(71)が新人2氏の挑戦を退けて4選を果たした。前回と同様、投票日に台風が通過し、投票率は32・71%にとどまったが、羽田空港の機能強化に伴う区上空新飛行ルートの是非を巡る論戦が関心を呼び、前回と比べて9・49ポイントの大幅増となった。4期目を迎える長期政権は区をどのように導くのか。濱野氏に聞いた。
─選挙戦を振り返って感想を。 厳しい選挙戦だった。相手候補2人は決して泡(ほう)沫(まつ)候補ではなく、争点を羽田空港の新ルートの1点に絞ったことも影響した。投票率が上がったことは、区政への関心が高まった意味では歓迎したいが、批判票が半数を超えた点は謙虚に受け止めている。
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