揺れる都民ファ～都議会第１党の内幕（下）／党運営／「烏合の衆」に残された時間

　都民ファーストの会の規約の前文は、こんな書き出しで始まる。「私たち都民ファーストの会は都民の大きな期待とともに誕生した地域政党である。企業のような一体的な意思決定に基づく管理、運営を目指す」。だが、現況はこの目指す姿にはほど遠い。
　１０月に閉会した都議会３定でその一端が垣間見られた。同５日の最終本会議で白タクの対策強化を求める意見書を可決。都民ファは賛成したが、この本会議前に開いた同会の総会はこの意見書を巡って紛糾。シェアリングエコノミー（シェアエコ）の一つ、ライドシェアを否定する立場と受け止められる恐れがあるためだ。
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