| 論壇/小池都政2018/サーカス休止で「安全」運転/東京大学大学院法学政治学研究科教授 金井利之 2016年8月の都知事選挙で圧勝した小池百合子知事は、その余勢を駆って、東京オリンピックの経費見直しや、築地市場移転の再検討など、当初は華々しく政策転換を試みようとした。当選後のしばらくは連日のワイドショー政治化に成功し、都民ファーストで都政の観客=都民にサーカスを提供した。 もっとも、フィクションの演劇であるならば、台本を書いて演技すれば、それで終わりである。しかし、現実の政策は、様々なしがらみの中の多元的な関係者との調整を踏まえた決定であるし、特に、既に決定したことを前提に全て関係者の行動は組み立てられているので、政策転換には地味な舞台装置と舞台回しが必要である。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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