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社説/小池都政1期目の集大成へ/東京の未来に光を当てる年に

 2019年が明けた。今年は平成から新たな元号に切り替わる節目の年となり、都政にとっては来年開催の東京五輪・パラリンピックの直前となる。大会準備が本格化するが、他方で大会後の東京のあるべき姿に向けても、着実な取り組みを進めていかねばならない重要な年だ。
■「思いつき施策」の弊害
 そして小池都政にとっては1期目の任期が残り1年半となり、集大成の年となる。知事が就任以降、都政は政局や着地点を見いだせない思いつきのような政治姿勢に振り回されてきた。都議会自民党へのブラックボックス発言に始まり、市場移転延期、五輪競技会場の見直し、特別顧問重視の都政運営。極めつけは17年10月の衆院選での国政進出だが、失敗後は「都政に専念」発言で、それまでの政治姿勢を封印する姿勢を示した。では、実際はどうだったか。
 昨年を振り返ると、知事就任時からの最大の課題となっていた
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