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都ニュースの視点~週刊誌記者が見た国政と都政(25)/今年の小池都政/問われる改革の真価

 今年の都政における最重要課題は何と言っても、来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの準備だろう。
 オリンピックの開会式は来年7月24日で、まだ約1年半ある。しかし、それに向けたテストイベント(プレ大会)が各競技で今年から行われるのだ。
 早いものでは近代五種が6月27日から味の素スタジアムなどで行われ、現時点でも今年だけで27競技が本番の会場でプレ大会を開催する。
 ここでもし何か会場の不備があれば早急に対策を講じなければならない。最も懸念されるのは昨年のように記録的猛暑となった時の対策だ。会場での暑さ対策はもちろんのこと、熱中症になってしまった人に対する適切なケアをスムーズに実施できる体制を整えるなど想定すべきことは多い。
 小池知事自身、年初の記者会見で、「一番の懸念は、今年の夏は最後の準備をする夏になる。それはすなわち、暑さ対策をいろいろ試し、最も効果的でコスト的にも十分間に合うことを探っていきたい」と述べている。 
 
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