| 災害時に備え/乳児用液体ミルクの活用を/乳児用液体ミルクプロジェクト代表理事 末永恵理 乳児用液体ミルクは、昨夏に製造規格基準が定められ、今春には国内初の製品上市が予定されています。しかし、これまで日本でなじみのなかった液体ミルクに関して、市民の認知度は十分とは言えません。昨年の北海道地震では、都寄贈の海外製液体ミルクが現地の知識不足などから活用されない事案も生じました。液体ミルクについて、いかに知り、市民への支援に活用すべきでしょうか。母乳やミルクに関する知識も踏まえて考えます。 乳児用液体ミルク(液体ミルク)とは、母乳の代替で与えるミルク=人工乳のうち、お湯で調乳する粉ミルクではなく、そのまま与えられる液状の製品を指します。利点として、(1)開封してすぐ授乳できる(2)水・熱源が不要(3)滅菌済みで粉ミルクより衛生的─などが挙げられます。粉ミルクのほうが安価なこともあり、多くの国では粉ミルクがメインで使われ、液体ミルクは外出や時間短縮のための補助的手段として普及しています。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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