| ドボジョたちへのエール/(公財)東京都都市づくり公社区画整理部長 松本香澄管理職はまだ一桁 ドボジョって都庁にはたくさんいるんでしょ?と業界関係者からはよく言われます。確かにドボジョ(女性土木技術者)は都庁全体で約400人に達する勢いとか。しかし、実際は若い世代が中心で、管理職はまだ一桁。女性土木技術者として、それぞれが十分に経験を重ねた上で個性を発揮するにはまだ市民権が得られていない状況です。 私は、女性土木管理職の第2号として、一所懸命先輩の後を追いかけている次第です。勤続30年を超え、後に続くドボジョたちに少しでもエールになればとの思いでペンを取りました。 管試を受けるきっかけ これまでの人生でポイントは大きく二つ。一つは、多くの方に支えていただいたこと。職場でお世話になった方はもちろん、土木の仕事に限らず上司・同僚・部下、先輩・後輩、高度建設技術研修等でご一緒した方、一緒に杯を上げるだけの縁の方……様々な方に支えていただきました。 望んで土木職で入都したわけではなかった自分に、土木屋の何たるかを今も教えていただいています。「女性だから男性に合わせなくては!」という意識から、過去の技術をただ引き継ぐだけではなく、私自身が今ここで変えていけること(技術・専門分野)は何かを考えながら仕事に取り組むことを課し始めたのは、ここ数年のように思います。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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