都政新報

今週の都政新報

杉並区・里子暴行死／里親の苦悩、どう受け止める／地域でのフォローも必要に／児相の里親支援、拡充も

　杉並区で昨年８月、都の「ほっとファミリー」の里子として預けられていた渡辺みゆきちゃん（当時３）が、里親の鈴池静容疑者（43）の暴行を受けて死亡したとされる事件で、都福祉保健局は委託プロセスなどを都児童福祉審議会の専門部会で検証することを決めた。社会的養護が必要な児童が増加傾向にある中、都では里親の担い手を発掘してきたが、現場の負担も重くなっている。鈴池容疑者は依然として容疑を否認しているが、養育家庭のフォロー体制の充実は不可欠と言える。

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