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Globe NOW~外務長通信(1)/離脱混迷の理由とは?/山元毅・東京都外務長/Brexitの論点

 東京五輪の開催を来年に控え、若手職員の海外研修制度の充実や幹部職員の海外視察の増加など、「職員の国際化」が進む東京都。海外志向の若手職員も増加傾向にあるといわれる中、今号から外務省出身で海外での駐在期間も長い、東京都の山元毅外務長に、海外ニュースの解説や自身の体験談などを連載で語ってもらう。

 EUからの離脱協定案が議会において2度にわたり大差で否決されるなど混乱を深めるBrexit(ブレグジット)だが、英下院は14日、離脱期限の延長をEUに求める動議を可決した。これにより3月29日のEU離脱は取りあえず延期される公算が大きくなった。EU側も延長には同意するとの見方が強いが、延長がどの程度の期間となるのかをはじめ、Brexit実現への道筋はなかなか見えない。メイ首相がEU条約第50条に基づき離脱通告を行ってからほぼ2年、なぜ今日のような混迷に立ち至ったのか。 
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