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平成最後の首都決戦~統一地方選/第4部 記者座談会(上)/区長選を振り返る/令和は「安定」で幕開け

  統一地方選の11区長選と20区議選は21日に投票が行われ、各区の区長と区議の顔ぶれが決まった。令和の新リーダーを決める平成最後の選挙となった今回の11区長選では、中央区と江戸川区で新区長が誕生し、残る9区では現職が引き続き区政のかじを取ることとなった。一方、区議選では立憲民主や都民ファーストの会などが議席を増やしたが、自民はベテランの現職の落選が相次いだ。今回の統一地方選で何が起こっていたのか、担当記者3人が選挙戦を振り返り、上下2回に分けて掲載する。

■現職の戦術に軍配
 A 平成最後の区長選は、現職9人が全員当選し、現職引退の中央区と江戸川区も後継者への禅譲で、現職の強さを改めて感じた。令和に向けて有権者は安定を求めた形だ。
 B 北区長選は唯一、波乱の可能性を感じさせた。全国最高齢で5選を狙う花川與惣太氏に音喜多駿元都議が挑む事実上の一騎打ちで、音喜多氏優勢とする出口調査結果が報じられた時、音喜多陣営では一番の歓声が上がったよ。
 C 花川陣営では一瞬どよめきが起こったが、選対幹部は「少なくとも6万票は固い」と強気
で、焦りは感じられなかった。
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