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千代田区副区長の解職理由/区長「後進に禅譲」/後任はまだ白紙状態

千代田区の石川雅己区長(70)が8月31日付で、大山恭司副区長(69)を解職した理由として、後進に禅譲するよう副区長に説明していたことが分かった。
 石川氏は8月中旬、区長室に大山氏を呼び、「後進に道筋を作る意味でもいいのでは」と勇退を促した。大山氏は「分かりました」と応じ、10分程度で話し合いは終わったという。大山氏は本紙の取材に対し、「任命権者の要請を拒否するわけにいかない。素直に受け止めた」と語る。
 しかし、石川氏によると、任期途中の唐突感のある解職について、大山氏は09年、区長秘書に辞表を提出したことを理由に挙げた。「(区長と)意見の食い違い、議会運営での行き違いがあった」と大山氏。その後、慰留され、副区長職に戻った経緯があるという。

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