| 10年度特別区決算/経常収支比率 3.6ポイント悪化/歳入、歳出とも減に 都総務局行政部は2日、特別区の2010年度普通会計決算を発表した。長引く景気低迷を受け、歳入は3・1%減、歳出は2・3%減となり、歳入は02年以来8年ぶり、歳出は03年以来7年ぶりの減となった。翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は24・0%減の865億8500万円となったが、78年以降33年連続で全団体が黒字となる。他方、経常収支比率は、特別区税の減などにより3・6ポイント増の85・7%で、平成に入ってから3番目に高い数値となる。今回の決算では東日本大震災の影響はほとんど反映されておらず、また、経済状況も引き続き厳しい状況が見込まれるため、各区はさらなる効率的・計画的な財政運営が迫られる。
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