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東京復興~震災後の危機管理を考える 地震編1/あの瞬間/首都を津波が襲った

■隅田川を逆流
 幹線道路に延々と続く帰宅困難者の波、途切れることのない大渋滞、帰宅できない人たちであふれる一時避難施設─。3月11日、誰もが自分のことで精いっぱいだったのかもしれない。
 東北や北関東が大津波に襲われている一方、震源からはるか400キロも離れた東京にも津波が襲ったことを知る人は少ない。記録もあまり残されていない。
 当時、東京晴海では午後4時40分に津波の第1波が到達している。最大の高さの波は午後7時16分、1・5メートルを観測していた。
 では、東京湾の沿岸部や川沿いでは何が起きていたのか。

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