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視点/武蔵村山市感染研ウイルス受け入れ/移転促進へ見えた「したたかさ」

  「市の本意としては合意も容認もしていない。あくまでも『やむを得ない』ということで、病原体の輸入を受け入れることになった」─。取材に応じた武蔵村山市の担当者はため息を漏らした。藤野勝市長との会談を終え、「地元の一定の理解を得られた」と語った根本匠厚労相の言葉とは対照的だった。
 1日、同市内にある国立感染症研究所村山庁舎の検査体制強化のため、エボラ出血熱などの病原体を輸入することに関し、藤野市長と根本厚労相が会談。藤野市長は安全対策や災害・事故対策の強化、周辺施設の環境整備、積極的な情報開示など5点を要望した上で、「国の責任において、しっかりと対応してもらいたい」と述べ、事実上の輸入合意に至った。
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