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現場最前線/都水道局水源管理事務所/崩壊地の緑化にヘリ活用/コスト抑制し水源林守れ

  集中豪雨や台風による土砂災害が全国各地で多発する中、都水道局の水源管理事務所がこのほど、水源林の崩壊地に植物の種子や肥料を混ぜた緑化材をヘリコプターから散布する「航空実(じっ)播(ぱん)工」を試行した。同局が管理する日本最大の水道専用ダム「小河内ダム」への土砂の流入を防ぐのが狙い。航空実播工は都総務局が伊豆大島などで災害復旧時に活用した事例があり、水道局では初となる。同局は崩壊地の緑化事業を進めているが、アクセスの悪い遠隔地では高額なコスト面から対応が遅れていた。水源管理事務所では今後、同工法の本格導入を検討する。
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