| どうなる待機児童~23区の現状と対応(10)/保育園を考える親の会・普光院亜紀代表に聞く/数合わせ脱し質の最優先を 23区の待機児童数は4月現在で前年度比約4割減の2037人となり、各区が進める施策の効果は数字になって表れ始めている。一方で、いわゆる「隠れ待機児童」を含めると、保育所に預けたくても預けられない保護者は数字以上に多いのが実態だ。待機児童対策の現状と今後を「保育園を考える親の会」(親の会)の普光院亜紀代表に聞いた。
─待機児童数は着実に減っているが、今の到達点をどう見ますか。 ここ20年ぐらいの共働き世帯の増加ペースは行政の予想を超えていたので、待機児童対策が追い付かなかったのはやむを得ない面がある。国が2012年に策定した子ども・子育て支援新制度や、16年度の企業主導型保育事業の創設など、規制緩和も織り交ぜながら、質はともかく枠を広げて待機児童を吸収してきたのが現状だが、子どもや保護者のニーズに合致しているかには疑問符が付く。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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