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江東・大田区/中央防波堤の帰属が確定/約半世紀の歴史に終止符/疑義残る地裁判決

  江東区と大田区が争っていた中央防波堤埋立地の帰属問題が3日、決着した。大田区は同日、東京地裁が先月20日に示した判決の受け入れを表明。1973年の中防造成開始以降、約半世紀を経て同地の帰属が確定する。帰属割合は江東区79・3%、大田区20・7%。控訴期限は今月4日だった。 
 大田区の松原忠義区長は3日に記者会見を開き、「控訴しない判断に至った」と開口一番に地裁判決の受け入れを表明した。全島帰属を主張した要因のノリ養殖の経緯に触れ、「判決結果は無念千万」としつつも、2017年の都調停案に対して新たに中防外側の港湾関連用地が帰属範囲に加わり、「羽田空港を擁する区として空と海の物流エリアが帰属され、司法判断を仰いだ意義があった」と語った。 
 
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