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これまでとこれから~国分寺市庁舎移転(下)/移転先の課題/史跡の有無が最大の懸案

 国分寺市が市庁舎をJR西国分寺駅前の都有地(泉町)に移転する決断に至った背景の一つが財政的な観点だ。現地で建て替えた場合、仮設庁舎の建設が必要になり、財政負担が増えることになるが、もう一つ、大きな理由となったのが現庁舎跡地の土地の市場価値の高さだという。

 「庁舎が移転した際、跡地に何ができるかが知りたい」。新庁舎の現在地整備か移転かが決まっていなかった8月、市民からの声を受け、市は移転の是非の判断材料にするため現市庁舎の跡地利用に関するサウンディング型市場調査を実施した。発注者側が事業内容を固めず、受注者側との意見交換により事業内容を検討する調査で、受注者側には自らのノウハウやアイデアを事業に最大限生かせるメリットがある。 
 
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