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追跡/区市町村との連携が鍵/台風15号・19号を踏まえた防災対策/都危機管理監「派遣先と顔見知りに」

 台風15号と19号が相次いで首都圏を襲い、住宅の損壊や破損、農作物や観光業などの産業への打撃を受けた。都は台風対応について全庁的な検証に乗り出し、11月29日に災害時の情報発信強化や備蓄品の拡充などを柱に、ハード・ソフトの両面から短期的・中長期的に取り組む35の風水害対策を打ち出した。だが、中には過去の災害で課題として浮き彫りになったものも含まれている。今回の台風で被災地となった都が、災害を自分事と捉えて対策を前進できるかが鍵となる。



 検証は、台風15号・19号での対応の反省点を全庁的に洗い出すことで、総合的な対応力を引き上げるのが狙いだが、35項目の中には、過去の災害で問題視された項目や以前からの課題も含まれており、今回の台風は都でも対策に乗り出す契機となった。 
 
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