五輪イヤー～各区の課題を追う（１）／混雑対策／募る不安地元調整どこまで

　敷地面積約１８ヘクタール、約５６５０戸の住宅を含めた計２４棟の建築群が立ち並ぶ予定の新たな街─。今夏の東京オリンピック・パラリンピック大会を間近に控え、中央区晴海ではこんな街の出現を容易に想像させるような大規模建築群がひっそりと既に外観を整えていた。
　ここは五輪選手村予定地だ。大会後は改修して学校や保育所など周辺エリアも含めて整備し、約１万２千人が住む街に変貌する。
　そんな心躍るような未来図の一方、五輪を控えて中央区の地域住民には不安も募る。主因は地域内の混雑だ。 
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