森美術館／刺激あふれるパノラマ空間／未来と芸術展：ＡＩ、ロボット、／都市、生命―人は明日どう生きるのか

　会場の隅々にまで企画者の意欲がみなぎっているようだ。テーマは「未来と芸術」。いまやこの美術館の十八番といってよい、現代文明そのものに関わる壮大で野心的な展示企画の第３弾。
　ロボット工学、バイオ技術、ＡＩ（人工知能）、ＡＲ（拡張現実）ほか、最先端技術と関わって構想される未来都市、建築、デザイン、生活空間、医療、人の身体機能や知的活動の拡張、さらには生命原理まで、多様な作品を通じて未来を展望する企画だ。世界各地から６４人のアーティストとプロジェクトが結集し、刺激的で知的なパノラマ空間を構成している。 
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