| 小池流大風呂敷~都2020年度予算案(1)/13カ月予算/選挙前、多方面に目配り 新年度予算案を発表したのが随分、過去のように思える。
関係各局の幹部が集まる新型コロナウイルス感染症対策本部会議は、21日で9回目を数えた。18日にはウイルス検査体制の強化や患者受け入れ態勢の確保、中小企業・観光産業の支援などを盛り込んだ約400億円の補正予算案を発表。小池知事は19日、都議会の施政方針表明で、「3月から切れ目なく対策を行うための『13カ月予算』とし、迅速・広範に取り組みを進めたい」と語った。
補正予算案の編成作業は7日に着手してから、仕上がりまでわずか10日余りというスピード感だった。
■投資の好機
2020年度予算の規模は一般会計で7兆3540億円。前年度比1・4%減となったものの、過去2番目の大型予算となった。石原都政1期目に「財政再建推進プラン」を策定し、財政的な縛りが強かったのと比べると、現在の都税収入は5・4兆円。「戦略ビジョン」で描いた投資を始めるには、絶好のタイミングにも見える。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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