| 台風19号被害/「奥多摩ワサビ」復旧遠く/被害額23億円超、町は全額補助 昨年10月に、関東の各地で大きな被害をもたらした台風19号だが、東京の西の端、奥多摩町で栽培されるワサビ農家も大きな被害を被った。町は地元名産のワサビを守ろうと補助事業を1月から開始。地元のワサビ農家も「応援してほしい」と話す。 「ここはもう、1人ではどうしようもないな…」─。奥多摩町大丹波地区でワサビを栽培する須崎邦徳さん(70)は、濁流で押し流されたワサビ田を見つめ、そうつぶやいた。水を均等に行きわたらせるために階段状になっていたワサビ田は完全に崩壊し、流されてきた岩や間伐材、破れたビニールがところどころに散乱していた。須崎さんは「このワサビ田では1500本は栽培していたが全て流された」と、やるせなさをにじませる。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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