| 東日本大震災から9年/福島県産「常磐もの」復活に“見えない壁” 東京電力福島第一原発の事故から9年が過ぎた。今月から放射線量が高い「帰還困難区域」の一部で避難指示が解除されるなど、徐々に福島県の復興は新たなステージに入りつつある。一方、福島県産の農産物や海産物は、原発事故の影響で今でも消費者に受け入れられたとは言い難い。特に、福島県の沖合などで獲れる「常磐もの」と言われる魚介類の取扱量は、震災前とはほど遠い水準にとどまっている。かつて福島から電気の供給を受け、食の一大消費地である東京に「常磐もの」復活に向けて何ができるのかを探ってみた。 「メヒカリはいわき市民が大好きな魚です。おいしいって言ってもらえると、みんな喜ぶと思います」
福島県いわき市の小名浜港。太平洋の青い海に面した食堂でお勧め料理を尋ねると、スタッフがうれしそうにメヒカリの唐揚げを勧めてくれた。「常磐もの」のメヒカリは、皮が薄く脂がのっているのが特徴だ。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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