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追跡/動機や市の対応に疑問/府中市幹部の官製談合事件

  府中市幹部が市議2人に歩道拡幅工事などの最低落札価格を漏らした官製談合事件。談合に関わったとされる市幹部と市議2人は容疑を認めているが、動機が不明瞭な点や、市が官製談合の可能性を認知しながらも工事を進めた点など、疑問点は多い。 
 「五輪による資材費や人件費の高騰で入札がうまくいかず、年度内に工事を終わらせるために市議に最低制限価格を漏らした」─。昨年9月、都市整備部参事の塚田雅司容疑者(56)が副市長にこう打ち明け、事件が明らかになったという。価格を聞いたとされる市議は村木茂容疑者(73)と臼井寿克容疑者(44)の2人で、ともに入札妨害の疑いで逮捕された。 
 
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