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野中博・東京都医師会長インタビュー／「医療政策会議」を提唱

東京都医師会長選が今年４月に行われ、野中博氏が新会長に就任した。３期務めた鈴木聰男氏に代わり６年ぶり、わずか１票差の会長交代劇に、会場からはどよめきの声が上がったという。前職の鈴木氏が４月の都知事選で、石原陣営の選対本部長として陣頭指揮を執るなど、密接な関係を築いたのに対し、野中氏は「医療は政党で変わるものではない。現場の声を聞く医師会を作りたい」と語る。会長交代から半年、都では来年度予算編成に向けた作業が進んでいるが、東日本大震災は新たな課題も浮き彫りにした。東京都医師会の組織運営のあり方や、「３・１１」の教訓などについて聞いた。