| 検証 新型コロナ対応/未知のウイルスに試行錯誤/感染症対応に都庁が疲弊 「その瞬間で(数字に)一喜一憂してどうするのか」。都知事選を前にした6月下旬、都庁内で「東京アラート」が議論になった。感染状況が一定の基準を超過した場合に都庁舎とレインボーブリッジを赤く染めて都民に警戒を促す仕組みで、都の新型コロナ対策の試行錯誤ぶりを象徴していた。 都が独自に「東京アラート」を発令する方針を発表したのは、5月15日のこと。休業要請の緩和に向けたロードマップの骨格として「新規陽性者数が1日20人未満」など三つの指標を独自に定め、アラート発令の基準と併せて発表した。 内容は専門家を交えながら議論を重ね、都民に警戒を呼び掛ける方向性まではよかったが、小池知事が都知事選の出馬表明に合わせるような形で6月11日、「東京アラート」を消灯してしまう。アラートを発令する一方で、休業要 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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