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町医者が見たコロナ禍/高齢者の健康悪化に懸念/筋力低下や認知症恐れも

  新型コロナ感染症の拡大が続く中、感染とは別に、外出機会の減少に伴う生活面への影響を懸念する声が地域医療を支える医師から出ている。他人との会話の機会が減り、ふさぎ込みがちになる上、熱中症のリスクも高まっているからだ。3月以降、新型コロナの「発熱外来」を設けて患者の診療に当たってきた蔵前協立診療所(台東区)の原田文植所長は「高齢者の健康状態や家庭環境に応じた感染防止対策が必要だ」と話す。コロナ禍が長期化する中、かかりつけ医の役割は一層、増している。



 外出自粛で他人と会話する機会が減り、気持ちがふさぎ込みがちになる「性格変化」が起きている─同診療所の原田所長は、かかりつけ医として診療に当たっている高齢者らの変化を感じ取っている。 
 
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