| ニュースの視点~辛口記者の政治批判(22)/小池VS菅/犬猿の仲で遅れるコロナ対応 東京都の感染拡大が止まらない。あるいはこの原稿が掲載される頃には、感染者の数はさらに加速度的に増えてしまっている後かもしれない。
さすがの小池百合子都知事も「飲食店やカラオケ店は夜10時まで」「休業要請に従った場合は20万円の協力金」といった対策を講じることになった。期間は8月3日から月末までとのことだが、深夜帯を営業時間のメインに構えるバーやスナック、クラブなどの業態には大打撃だろう。20万円では家賃も払えない、焼け石に水だという業者の悲鳴が聞こえてくる。
■第1波対応で/財政的な苦境
もっとも、都がその程度の対策しか打てないのは、財政的な苦境を抱えているからでもある。9千億円以上あった都の財政調整基金は第1波への対応で9割以上減ってしまった。来年度から赤字自治体に転落する可能性や五輪中止などを考慮すれば、これ以上、財政状況を悪化させたくないのが本音だ。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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