| | 山林を「ふるさと」に再生／環境保全と児童福祉を実現する／ＮＰＯ法人東京里山開拓団代表 堀崎茂
荒れた山林は現代の／フロンティア
都心から車で１時間ほどの八王子市美山町の山林に、子どもたちの歓声が響き渡るようになりました。東京里山開拓団が児童養護施設の子どもたちと共に毎月通うようになって８年になります。ここは実は何十年も藪（やぶ）や雑木がうっそうと茂り、地主も地元の人も入らなかった場所なのです。
午前中は道や広場の開拓、各種設備の制作、四季折々のイベント等、大人も子どもも一緒に山林の開拓と活用を試行錯誤しながら進めます。昨秋に直撃した台風のせいで制作中のツリーハウスは壊れ、またやり直しです。でも、倒された大木は新たな工作材料となり、たくさんの雨は雨水タンクを満タンにします。
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