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液状化対策/都が5区で地盤調査へ/建物被害との関係把握で

 都都市整備局は、東日本大震災で液状化被害が大きかった5区8カ所で地盤調査を行う方針を決めた。ボーリング調査で、液状化が起こる可能性のある地盤と建物被害との関係を把握するとともに、簡易な地盤調査方法でも液状化の可能性を把握できるかどうかも検証。12年度中に策定する建築物における液状化対策の指針に反映させる。
 今回の震災では、東北地方だけでなく、埼玉県、千葉県、神奈川県など、広範な地域で液状化による被害が出ている。都内でも9区で液状化現象が確認された。
 このうち、特に民家や公共施設などに大きな液状化被害を及ぼした江東、荒川、足立、葛飾、江戸川の5区の計8カ所で、都市整備局が地盤調査に乗り出す。これらの地区では、木造戸建て住宅が傾いたり、ひび割れが生じるなど、大規模半壊、一部損壊などの被害が出ている。


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